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- はじめに

「離婚をすることは、結婚をすることよりも大変だった…」というお話を、離婚経験のある方からよくお聞きします。性格の不一致、借金などのお金の問題、不貞行為(不倫)、その他家族の問題など、離婚の理由はさまざまです。いかなる理由であれ、婚姻の解消とそれに伴う精神的なストレスは大きいものです。
離婚の合意をした際には、これからのあなた自身(とお子様)の生活を守るためにも、イチから新しい生活をスタートさせるためにも、ご夫婦でよく話し合いをして、離婚に関する取り決めを「離婚協議書」という文書にしておくことが大切です。

離婚をお考えになったら、まず、現在のお二人の生活状況を見つめてください。収入・支出はどれだけか?婚姻中に夫婦で形成した財産にはどんなものがあるのか?「プラスの財産(現金、預貯金、保険、不動産、有価証券、車など)」と「マイナスの財産(住宅や車のローンなどの負債のこと)」のすべてを整理して書き出してみましょう。そして、離婚後の生活設計を立ててみましょう。そうすることによって、離婚協議において、相手方と何を決めないといけないのかが明らかになってきます。
現在は別れたい一心で、離婚後の生活を考えることを後回しにしていませんか。離婚を決めたら、まず第一に離婚後の生活設計を考えることが重要です。そして、お互いの新しい生活のために二人できちんと話し合いをして、離婚に関して合意した内容を書面にしておくことが大切です。そうすれば、この先々で不測の事態に陥った際に、合意した内容が証拠となり、あなたの強い味方になるのです。

たとえば男性は、家族の幸せを思い、仕事に明け暮れ「家族のために頑張っていることは妻も分かってくれているだろう」と考えます。ところが女性は「子供の世話がどれだけ大変か分かって欲しいが忙しそうだから…」と我慢をするといったことがきっかけで、最初はお互いひかれ合って結婚したにも関わらず、すれ違いの積み重ねで離婚を決断される場合が非常に多いようです。一方で不倫をされたり、暴力を振るわれたりするなど、相手への信頼を裏切られ、離婚を決断しなくてはならない場合、ときには相手から突然、一方的に離婚をつきつけられるといった場合もあります。
このように離婚に至るまでの道のりは様々ですが、いざ「離婚すべきか否か」を検討するに至った場合には、男性と女性とで考慮すべきことが微妙に異なります(離婚原因の有無など重なっている部分もあります)ので、感情に流されること無く、それぞれの立場で慎重に考慮する必要があります。
人生のRe-Start。離婚はそのひとつです。
「みお」は離婚をネガティブに考えません。もう一度自分らしく生きる、明るい明日のためのひとつの選択肢。不安や戸惑いもあるでしょう。決してひとりにはしません。「みお」の弁護士は、徹底的にあなたの味方です。いつでもしっかりと寄り添って、より良い方法を見つけ、スムーズな解決へと結びつけます。希望に満ちた再出発の日を、とびきりの笑顔で迎えていただくこと。それがテーマです。