関係修復に向けて最大限の努力を。
穏やかなセカンドライフを妻と共に歩んでいくつもりが、まさかの離婚宣告。相当なショックを受けておられることと思います。しかし、離婚の成立には「婚姻を継続し難い重大な事由」が必要ということもありますし、これまでの夫婦関係に大きな問題がないようでしたら、関係修復に向けて最大限の努力をしてみましょう。突然の離婚宣告は、コミュニケーション不足で起こることも多いので、まずはお二人でじっくりと話し合う機会を設けることから始めましょう。
二人で老後を過ごすはずが、妻から離婚を宣告された!子どもたちが成人し、私も間もなく定年退職。妻とのセカンドライフについて考えていたところ、「離婚して、自由に生きて行きたい」と宣告されてしまった。あまりに突然のことで、どうすれば良いのか分からない・・・。 |
穏やかなセカンドライフを妻と共に歩んでいくつもりが、まさかの離婚宣告。相当なショックを受けておられることと思います。しかし、離婚の成立には「婚姻を継続し難い重大な事由」が必要ということもありますし、これまでの夫婦関係に大きな問題がないようでしたら、関係修復に向けて最大限の努力をしてみましょう。突然の離婚宣告は、コミュニケーション不足で起こることも多いので、まずはお二人でじっくりと話し合う機会を設けることから始めましょう。
妻が「一人になりたい」と考える理由や原因が明確でなければ、話し合いによって関係を修復できる可能性は十分にあるはずです。妻が何らかの不安や不満を抱いている場合でも、それを改善することができれば、関係修復は可能かもしれません。もしも本当に離婚することになっても、理由・原因が分からないままでは、あなたも納得できないはずです。前向きな再出発のためには、理由・原因を知ることが欠かせません。なお、決意の程度や理由・原因を確認するにあたっては「大切なパートナーである」という想いがあることを、きちんと伝えることを忘れずに。
これまでにセカンドライフについて話し合いをしたことがない場合は、これからの人生について二人でじっくりと話し合うことが必要です。具体的なセカンドライフのプランやイメージを共有することができれば、お互いの気持ちが別々の方向に向うことはなくなり、これまで以上に良好な関係を構築することもできそうです。話し合いの結果、お互いのプランやイメージに大きなズレがある場合には、できるだけ前向きな形で新たな人生を歩んでいけるよう、気持ちを切り替えるほうが良いかもしれません。
妻の気持ちを尊重し、離婚に同意することになった場合は、これからのお金の問題について落ち着いて対応するようにしましょう。財産分与や年金分割といった問題については、後でトラブルが発生することがないよう、とくに慎重に、上手に話し合いを進める必要があります。できるだけスムーズに、そして、前向きに話し合いを進めたい場合には、弁護士によるサポートが有効です。