怒りに任せて事を急がず、後悔も損もしないよう、計画的に行動しましょう。
信じていた夫の浮気は、妻として許しがたい裏切り行為です。興信所の調査によって証拠も揃っているなら、離婚の話し合いは有利に進められるでしょう。しかし結果として、養育費や慰謝料を思う様に獲得できなかったり、暮らしに困って離婚を後悔するようなことになったのでは、元も子もありません。そうならないよう、離婚話を切り出す前に、計画的に準備をする必要があります。
警察官の夫が浮気?そして探偵調査の結果は大当たり! 「養育費や慰謝料をしっかり取って離婚します。」警察官の夫は交番勤務。仕事柄、帰らない日があっても疑われないのをいいことに、浮気しているらしい。そこで興信所に調査を頼んだら、動かぬ証拠が出るわ出るわ。愛想が尽きた妻が、養育費や慰謝料をしっかり取って離婚するにはどうすれば? |
信じていた夫の浮気は、妻として許しがたい裏切り行為です。興信所の調査によって証拠も揃っているなら、離婚の話し合いは有利に進められるでしょう。しかし結果として、養育費や慰謝料を思う様に獲得できなかったり、暮らしに困って離婚を後悔するようなことになったのでは、元も子もありません。そうならないよう、離婚話を切り出す前に、計画的に準備をする必要があります。
浮気は“不法行為”として、慰謝料を請求することができますが、交渉するには確実な証拠が不可欠です。また、交渉が決裂し、裁判になった際にも、裁判官が「不貞行為があったとまでは認められない」と判断したり、「妻との関係は既に冷え切っていた」との夫の主張が認められて不貞行為と認定されない例もあります。
離婚問題に詳しい弁護士に相談して、興信所が集めた資料が、万一裁判になった場合にも不貞行為の証拠としてどの程度の価値があるのか、これ以外に必要な証拠がないのかどうかを確かめておくと安心です。
離婚条件の交渉の際には、財産分与、養育費、慰謝料等、お金で解決しなければならない問題がたくさんあります。
そこで、夫婦として分与すべき財産がどのくらいあるか、夫が養育費や慰謝料としてどの程度支払えるのかを確認するため、夫婦の財産となるお互いの収入金額、預貯金残高、及び株券類等について、把握しておきましょう。
夫が財産を自分で管理していてわからない場合は、せめて、夫名義や妻名義の預貯金が存在する金融機関の名称・支店を把握できると良いでしょう。金融機関の名称・支店を把握できていれば、その後、調停等裁判所を通じた手続きにおいて、預貯金の金額等を調べてもらう制度を利用することもできます。
財産を把握したら、ご自身とお子さんの生活計画を立てましょう。養育費や慰謝料は具体的にどれくらい請求すればいいのか、仕事や住居はどうするのか、など、離婚して生活に困り、こんなはずじゃなかったのにと後悔することのないよう、しっかり計画を立てておく必要があります。養育費は、専門家に相談すれば、目安金額を教えてもらうことができます。