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子どもの親権を取得したいが「父親は不利」って本当?

妻との離婚はもはや避けられない状況に。幼い子どもは自分が育てていきたいが、親権を争うことになると、どうやら母親が有利になるらしい。どうすれば父親である自分が、子どもの親権を取得できるのだろう?

こんなとき、離活をどう進める?

子どもの生活と将来を、何よりも最優先に。

未成年の子どもの親権の問題に関しては、夫(男性)が不利になる傾向があるのは事実です。家庭裁判所の調停においても、ほとんどの場合、子どもの親権は母親が取得しています。もちろん、父親が親権を取得できるケースもありますが、何よりも最優先に考えるべきことは、子どもの生活と将来です。子どもを大切に思う気持ちがあればこそ、「子どもの幸せのために、一番必要なものは何なのか?」を考えることが大切です。

心得その1

「なぜ母親が有利なのか?」を知り、考える。

親権の取得について「母親が有利」な傾向にある理由を簡単に説明すると、「子どもは母親と一緒にいるほうが生活しやすい」と判断されることが多いためです。現実問題として、離婚が成立する段階で、子どもを現実に養育・監護している(子どもの世話をしている)のは母親であることが多いということもありますし、とくに日本では昔から「幼い子どもには母親の存在が欠かせない」といった考えがあることも影響しています。
実際に、父親であるあなたが親権を取得したとして、現在の「仕事」とこれからの「子育て」をきちんと両立していけるのか?そして、それが本当に「子どものため」になるのか?といったことについて、まずは冷静になって考えてみましょう。

心得その2

子どもの世話をしていた側が親権を取得しやすい。

離婚の前に別居することが決まった場合、あなたが子どもと一緒に暮らし、子どもの面倒をしっかりと見ることで、子どもの親権を取得できる可能性があります。なぜならば、裁判所が子どもの親権について、父親・母親のどちらに取得させるべきかを判断する際、「これまで、誰が主に養育・監護してきたのか?」を重視する傾向にあるためです。裁判所はその他にも、「子どもの年齢」や「子どもの意思」なども含め、総合的に判断を下します。夫と妻の双方が譲らない場合で、離婚後も双方がきちんとコミュニケーションを取ることが可能であれば、親権と監護権を分けることで解決できる場合もあります。いずれにせよ、子どもの将来、子どもの気持ちを最優先に考えることが欠かせません。

心得その3

親子の関係は途切れない。だから前向きな対応を。

たとえ離婚をして夫婦の関係に終止符を打ったとしても、子どもとあなたとの親子の関係は、これからも何ら変わることなく続いていきます。ですから、親権の有無に固執するようなことをせず、子育てに関与できる関係・環境づくりに向けた話し合いをすることで、より良い結果につなげることもできます。妻との話し合いでは養育費の金額についてだけでなく、面会交流の内容などについても時間をかけてじっくりと話し合い、三者にとってできるだけ良い形で再出発できるよう努力してみましょう。この場合、自分の主張を押し通そうとせず、妻や子どもの気持ちを尊重することが大切です。

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「男性の離婚のポイント」

弁護士への離婚相談で分かること

  • 親権の取得の可否について
  • 養育費や面会交流の内容・話し合いの進め方
  • 親権を取得するための必要な手続き
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