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配偶者に浮気・不倫の「疑いがある」

こんなとき、どうする?

確信はあるけれど?

「配偶者が浮気・不倫をしているので離婚をしたい」というご相談は多いのですが、お話を伺ってみると、配偶者がその事実を認めたわけではなく、ご自身も決定的な証拠を掴んでいるわけではないというケースがあります。間違いないと思っていても、それを証明できるでしょうか。

法的視点で見てみると…

「疑いがある」だけの状態なら、不貞行為は認められません。

どんなに確信があっても、それを証明できなければ「疑いがある」というだけで、認められることはありません。では、配偶者の浮気・不倫が確実なものであることを明らかにするためには、いったいどうすれば良いのでしょうか。証拠がない状態で話し合いを進めてもあればお互いが感情的になり、ますます夫婦の関係がこじれてしまった挙げ句、浮気・不倫の事実がうやむやにされる可能性もあります。話し合いを有利に進めるためにまずは証拠を掴むことが必要です。

弁護士からのアドバイス・その1

まず必要なのは「証拠」を掴むこと。

浮気・不倫を理由に離婚を考える場合は、まず配偶者が実際に浮気・不倫をしているという「証拠」をつかむことが大切です。いくら確信していても、それを立証できなければ、事実とすることができません。決定的な証拠を用意することができれば、離婚が認められやすくなりますし、配偶者も言い逃れができなくなるでしょう。また、慰謝料などを含めた離婚の話し合いも、有利に進めることができます。

弁護士からのアドバイス・その2

どのようなものが「証拠」となるのか。

では、どういったものが「浮気・不倫の証拠」となるのでしょうか。離婚の裁判をする場合に証拠として提出されるものを見てみますと、配偶者が浮気・不倫の相手とホテルに入る写真(動画)、浮気や不倫をしていることが分かるメールや手紙、通話内容や留守番電話といったものが挙げられます。そのほかに、二人きりで旅行や食事に行ったりしている場面の写真や、宿泊先などの領収書なども証拠になり得るでしょう。

弁護士からのアドバイス・その3

「浮気・不倫の相手」が特定できたら。

決定的な証拠を入手したことで相手が特定できた場合、その「浮気・不倫」により、婚姻関係が破綻したわけですから、その相手にも慰謝料を請求できる可能性があります。離婚に至る原因となった場合は、一般的に150万~300万円が相場とされていますが、決まった金額はありません。婚姻期間の長さや、与えられた精神的苦痛度などのさまざまな事情や状況が反映されて、金額が決定されます。ただし、すでに婚姻関係が破綻されていたと判断されるため、不貞行為とはならず、配偶者にも浮気の相手にも慰謝料を請求することができません。

相談のポイント

ご相談の前に、具体的な状況や証拠があればご準備ください。

弁護士に、浮気・不倫を原因とした離婚相談をお申し込みいただく場合にも、やはり「浮気・不倫の証拠」が必要になってきます。具体的な事実が認められない状況では、手続きを進めることが難しいためです。
そうは言っても、配偶者が浮気・不倫の相手とホテルに入る写真(動画)などの証拠は、そう簡単に手に入るものではありません。そこで、よくあるのが探偵事務所や興信所に配偶者の浮気・不倫の現場を押さえてもらうという方法です。実際に、ご自身で探偵事務所や興信所に依頼される方も増えています。ただし、これには高額な費用が必要になりますので、利用される場合には熟考されるほうが良いでしょう。
なお、弁護士に浮気・不倫が原因の離婚相談をいただくと、必要に応じて、弁護士が照会手続きや探偵事務所のご紹介等で証拠収集をサポートできる部分もあります。悩んでおられる方は、一度「みお」の弁護士にお問い合わせください。

1分で知る離婚の法律
「浮気・不貞離婚のポイント」

離婚の原因はさまざまですが、ご相談で多いのは、やはり浮気・不倫の問題です。浮気・不倫を理由に離婚を考える場合、「証拠集め」の段階から、慰謝料の請求や裁判への発展なども考慮して、常に冷静な対応が求められます。そして、「冷静な対応」のために必要な対策・準備を事前に知っておくことが大切です。そこで、浮気・不倫による離婚相談の経験・解決事案の豊富な「みお」の弁護士が、その求められる大切なポイントを詳しくご説明します。

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2024年12月11日(水) 10:00、13:00〜17:00(各回一時間枠)
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