子育てから卒業した「今」を逃したくない。
このまま定年を迎えて、1日中一緒に暮らして、その後には介護生活が始まるのかもと思うとぞっとする。今だからこそ、離婚して自由な毎日を取り戻したいのだけれど、子ども達の反対を押し切ってまで離婚して関係が険悪になるのは、と悩んでいる。
今さら離婚だなんて、と反対されてしまった。子ども達が成人して独立するまでは、と耐えてきたので、今さらではなく、今こそ離婚したい。
このまま定年を迎えて、1日中一緒に暮らして、その後には介護生活が始まるのかもと思うとぞっとする。今だからこそ、離婚して自由な毎日を取り戻したいのだけれど、子ども達の反対を押し切ってまで離婚して関係が険悪になるのは、と悩んでいる。
家族とはいえ、離婚に至る決定権は子ども達にはありません。ご自身のことですから、しっかりと考えて決定しましょう。ただ、これからの暮らし方や生活設計をきちんと定めて、それを説明して理解してもらうことは大切です。成人した子どもさん達は、それぞれの暮らしがあり、独立した家庭を確立しています。最初から子ども達を頼って離婚するというスタンスでは、後々無理が生じ、思わぬ軋轢を生むことにもなりかねません。
いくら受け取れるのかを予測して、これからの自身の生活プランを立てましょう。老後の資金をきちんと確保することで、子ども達に依存せずに暮らせるはずです。住まいをどうするのかも、考えなくてはいけません。それらを解決して計画的に進めていること、一時的な感情論ではないことをわかってもらえば、反対する気持ちを解消できるかもしれません。まず、ご自身がしっかりと生きていくための、第一歩です。
世間体が悪いなど、そういう理由以外に不安や心配している点があるのかもしれません。きちんと話し合ってみましょう。金銭的な支援が必要となる可能性を考えているのなら、きちんと生活設計を立てて説明すれば説得できるでしょう。相続に関しても、親が離婚しても子には何ら影響はありません。ただ、父親の世話を心配しているのならば、こればかりは致し方がありません。ひとりで暮らしてもらうために、よりよい方法を考えていきましょう。
離婚をするのはご自身ですから、きちんと決意をして前向きに進みましょう。子どもさん達の反対している理由や心配している点は、前もってしっかり聞いておきましょう。的確なアドバイスをもらって、スムーズに解決に結びつけるための準備です。諸手を挙げて賛成してされなくても、了解してもらって前へ進む方が気持ち的にも楽になります。離婚しても、お母さんであることには変わりがありませんから。
離婚を成立させるまでには、いくつかの壁を乗り越える必要が出てきます。熟年離婚も、もちろん同じです。新しい人生を手にするための試練だと考えて、一緒にがんばりましょう。たくさんの事例を扱っており、豊富な経験を持つ「みお」の弁護士が、しっかりとサポートいたします。